近年、ディスプレイをタッチして操作する端末が休息に増えて、1日のうちのどこかでこうしたタッチパネル端末を目にすることが当たり前となった気がします。一見利便性が向上した様に見える端末でも、視覚に障害があると、こうした端末故に操作出来ないという思わぬアクシデントに遭遇する事もあります。
ガラケイに変わり普及したスマートフォンやタブレットで出来ることは多岐に渡ります。
それぞれのアプリケーションが開発されて、まるでパソコンの如く動きます。
WEBの閲覧、メールやLINE、テレビ会議やチャット、交通情報や時刻表検索、SNSでのコミュニケーション、ニュースリーダーアプリ、ポッドキャスト、らじるらじるやradico、Amazonや楽天を始めとするネットショッピング、ネットスーパー等、ここには書き切れない程、多種多様な場面で活躍するアイテムとなっています。
そして設定さえ出来れば、家の中の電気製品をスマホを使って操作することも容易になり、果てはGoogle assistantやsiriの様に話しかけるだけでやりたいことが達成出来ることも増えて、生活を豊かにしてくれる?可能性が広がっている様に見えます。。
こんなに便利な機器であるのですが、視覚に障害があると、Accessibility機能が付帯されていないと使うことが出来ません。
現在は、iOS端末はVoiceOver、Android端末はユーザー補助機能を設定して、駆使して慣れることで生活が少し豊かになったと実感する人が増えてきたのかも知れません。
視覚障害者がこうしたスマートフォンを使える様になるまでには、accessibility機能を知って、慣れるまでの練習が必要です。
これは私の考えに過ぎませんが、これからAndroid端末、あるいはiOS端末を使おうと考えている視覚障害者方には、iOS端末をお勧めします。
その理由として、
上記の点を踏まえた上で、Googleのアシスタントサービスが好きだったり、iOS危機に比べて端末購入代金が安価だったり、ブレイルメモシリーズ危機と接続して文字入力を点字キーボードでしたい、点字ディスプレイで読みたいなど、それぞれの理由でAndroid端末を選択することもあると思います。
しかし、こうしたOSや端末の個性もあり、スマートフォンに慣れていない状況では、Androidの情報はネット上にも圧倒的にiOSの情報よりも少ないのが現状です。
各視覚障害者関連施設や団体を尋ねるとiOSに関しては講習会含め何らかの情報を得る事は容易です。 逆にAndroid端末については、個人のホームページもありますが、メーリングリストや杉並区荻窪にある視覚障害者の為のパソコン教室スラッシュを尋ねると情報が得やすいかと思います。
また、このページで紹介する初期設定の手引きでも使用していますが、Android端末はやはりGoogle監修の物が使いやすいと感じています。ご検討の際には参考にしていただけると幸いです。